ファッションに流行があるように、建築物を見れば時代背景や文化・社会が見えます。
でも、どんな時代にも変わらずに求められるものがありました。
それは、しっかりとした「基礎」です。大掛かりな道路や橋の工事も、斬新なデザインの建築物も基盤がしっかりしているからこそできるもの。
これこそ土木の原点です。
自然と言う大きな相手に向かって土台を作る。まさに油断や妥協を許さない真剣勝負。
こつこつ真面目に、正確に一寸の狂いも無く作業を進めていく。時には予期できないことも起きる。自然の力は侮れません。でも、それを乗り越えるのが私たちの仕事。永年の経験が育てた職人の「勘」です。
近年、機械化や大型化が進んで私たちの仕事もずいぶん様変わりし、どんどん新しいものを取り入れています。それでも、やっぱり基礎が一番大切です。
だから、時代に乗りながらも決して惑わされず、それでいて、新しい流れはいち早くキャッチする。
私達はこれからも柔軟な視点で時代を見つめていこうと思います。